注文住宅の打ち合わせで失敗した!?意外と知らない6帖は何㎡?

不動産に関するお困り事・ご相談事

先日、あるお客様と注文住宅の打ち合わせを行いました。

私は仕事は基本的には´不動産屋´ですので、建築屋ではありません。

ですので、ゼロ(土地)の段階から「お客様と間取の打ち合わせをやれ」と言われてもできません。

まったくやれないことはありませんが、そこを無理矢理やってしまうとお客様に迷惑をかけることになります。

ですが、アドバイスはできます。間取りの動線などを聞かれたら「あー、ここはこうしたら良いんじゃないですかねー」とかです。

不動産屋は間取りを書けない

不動産の営業マンというのは原則的に「そこに´存在する物´を買って頂く」という商売ですので、そこは大前提として建築屋さんと違うところです。

建築屋さんは建てる側で、我々はその出来上がったものを売らせていただき、そして買っていただくという仲介の立場にあります。

なので、更地の土地をもっていただき、「間取を書いて」と言われても書けません。それは建築屋さんの仕事です。

でもなかにはいますよ、建築屋上がりの不動産屋というのが。そういう人は不動産に強いのかもしれませんが、逆に弱い人もいらっしゃいます。

そこに出来上がっている品物を売るわけですので、簡単と言えば簡単なのですが、「逆に難しい」と言う営業マンがいました。

理由を聞くと、「注文住宅は長い時間をかけ、じっくりと人間関係を作り上げていくが、建売は短期間で人間関係を築かないといけない、なので難しい」と...。

先日の私の失敗とは...

お客様にローコストハイクオリティ住宅の依頼を受けました。まだ間取の打ち合わせの段階です。

「同じような間取を見たい」とのことで、数物件を内覧してもらいました。

お客様はご自身で間取を書いておられ、それには大まかに土地の広さが書かれており、それに収まるような建物の寸法を記載されていました。

ざっくりですが、縦10m×横11m=110㎡の平屋です。

110㎡といえば4LDKの平均的な広さより一回り大きく、現実的な広さは100㎡です。坪数に直すと約30坪です。

お客様は広いLDK(約22帖)を希望されており、他の4つ全てのお部屋の広さを6帖にするというものでした。

帖数で単純に足すとお部屋だけで6帖×4+22帖=46帖です。

その他、

  • 収納
  • バスルーム
  • 洗面所
  • トイレ
  • ホール
  • 玄関(ポーチ)

本当にざっくりですが、お部屋以外のスペースを14帖とすれば、お部屋の46帖を足すと60帖になります。

では、この60帖が先ほどの110㎡以内に収まるのか?ということです。

そこで私はお客様の書いた図面を見て「少し広すぎではないでしょうか?土地に入りきれません」と答えてしまったのです。

帖数を㎡数に直す簡単な計算式

この数値は建築業界では極々当たり前のことだと思います。

建築のプロであればおそらく図面を見た段階で直ぐに分かると思いますが、私はすぐに回答できませんでした。

帖を㎡に直す簡単な計算方式があることを忘れていたのです。

それは帖数に1.62という数値をかければいいのです。

つまり、60帖の家であれば、60帖×1.62=97.2㎡となり、110㎡以内に十分収まるという事です。

仮に70帖であれば、70帖×1.62=113.4㎡となりますので、少し広いかな?という計算です。

普段、我々不動産屋というのはこのような計算を行いません。

行うとしたら、㎡を坪に直すくらいなものです。これにも計算式があります。

㎡に0.3025という数値をかけます。これを知らない不動産屋はいないと思います。これ知らなかったら即アウトです。どこか別の不動産会社に依頼しましょう。

6帖は何㎡?

頭がごっちゃになって分からなくなる方も多いです。ですが、頭の整理さえできれば何のことはありません。

不動産屋は意外に知りません。なぜ知らないかと言うと普段からそのような頭の回路になっていないからです。

ですので、6帖は何㎡かをいきなり問われても即座に回答できる営業マンはほとんどいません。

お客様は内覧の際、「この部屋何帖ですか?」という質問をよくされます。ほとんどはその質問です。

「何㎡ですか?」とは聞かれません。なので不動産屋はその1.62という数値さえ知りません。知る必要性がないからです。

ですので、先ほどのように土地の広さに入るのかどうかを即座に回答することができません。

単純な事です。6帖×1.62=9.72㎡です。

土地の広さが分かれば、どの程度の広さまで家を建てることができるのか?これも重要な事です。

私はその数値を後で思い出し、計算すると十分収まることを連絡しました。「本当にすみません、十分収まります」と。

お客様は「また書き直さないといけないと落胆していましたが、ちゃんと入るんですね、良かった!ありがとう」と答えてくださいました。

失敗から学ぶことが多い業界です。かなり勉強になりました。

ま、ご注意ください...。

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