一般的な賃貸の短期間入居は入れるべきか?そもそも短期入居はできるの?
先日、ある大手住宅メーカーの営業マンから連絡があり、「お客様が近所に家を建てるので、その間限定でよいので、間借りしたい。普通とは違い、8~9か月間と割と長期間なのでお願いできないか?」とのこと。
私は´あなたにとっては長期間という解釈だろうがオーナーからすれば短期なんだけどなぁ´と思いました。
今はレオ〇レス様などウイークリーやマンスリーの短期間向けの部屋が結構あるのですが、その場所はそのような物件がないような地方。
「仕方なく」という気持ちが営業マンにはあったのでしょう。
結構「何とかお願いできないか?」という切なる思いで連絡してきたような感じでした。
オーナー(大家)は短期間入居を嫌う傾向
私は´これはまぁまぁ良い条件だ´と思い、当然、オーナーから「よかですよ~」と言われることを期待して連絡、その旨を説明すると、なんと「短期間はまたリフォームしないといけないので、断る」との回答。
「え~~~!」と仰天!、私はすかさず、「空いている期間もったいないですよ。2~3ヶ月であれば断っても良いが8か月と割と長期なので、十分利益は確保できます。原状回復も8か月であればしなくても良い可能性があります」と告げても意思は変わらず。トホホ...。
途方にくれながら、住宅営業マンに連絡して報告、「他の物件を紹介しますよ」と言うと、「いやこの物件がいい、それは残念」とガチャリ。またトホホ...。
う~ん。これはもったいない、説得できない自分に腹が立ちましたが、最終的にはオーナーが決めること、言うだけ言ってダメならダメ。そういう他力本願的な仕事です。
トホホ...。
一般的な賃貸契約とは
あくまで一般的な賃貸ですが、2年更新というのが多く、2年経てば自動更新になります。
ここで注意しなければいけないのが「更新事務手数料」なる費用がかかる場合があります。
2年ごとに1万か2万というのがあり、これが合法かどうかが議論となる場合があり、そのほとんどは都会のほうで、更新料がかなり高い場合に発生しやすく、入居者から「高すぎる!」とクレームが入ったときに初めて問題になるようです。
それはさておき、入居後2年以内の中途解約をした場合はどうなるのか?
1年未満は2か月分、2年未満は1か月分の違約金が発生する場合が殆どです。
オーナーからすれば「長く住んでもらいたい」という切なる思いがあるからです。
それなのに「えっ、もう出ていくの?そんなぁ。せっかく入ってくれたのにぃ」となるわけですね。
なので、前述した例からすれば、最初から敢えて「短期入居」という事を言わないケースもあります。
そして、出ていく際に違約金として2か月分払えば良い訳ですから。
でもそれって何かシックリいかないため、私は正直に言うかもしれませんねぇ。