人を信用する事って案外難しい,不動産も直前キャンセルは日常茶飯事?
何の商売でもそうですが、特に不動産業は人が人とのつながりが重要な商売であることは言うまでもありません。
「言った言わない」は日常茶飯事です。なので書類に残しておくというのはかなり重要な事です。
そのために「重要事項説明書」という書類があります。
キャンセルは付き物?
これも販売関係の仕事であればどの職種も同じですが、不動産は金額が大きいため、かなりのクレームやトラブルになるケースもしばしば。
売主から「絶対売るから」と言われて媒介契約を結んだものの、後日、突然のキャンセルもあります。
買主から「絶対買うから」と言われて購入申込書をもらったものの、直ぐにキャンセルの場合もあります。
人の気持ちというのはコロコロ変わるもので、そうならないように我々業者は極力キャンセル防止対策を施しますが、それでも人の気持ちの移り変わりを100%コントロールする事は難しいです。
不満があれば口に出してもらったほうが良い
お客様も口に出して行ってくれれば良いのですが、黙ったまま何を考えているのか分からない、何を聞いても答えてくれない、これが一番厄介ですね。
物件ありきの不動産商売、我々はサポートをして差し上げる仕事のため、当事者ではありません。
なので、売るのを決めるのは売主、買うのを決めるのは買主、最終的な判断は当事者です。
不動産屋はどちらの味方か?
よく言われますよ。当事者から。特に金額の交渉時に多いです。
買主さんからは「売主ばかりの肩を持って不公平では?」と。
売主さんからは「買主ばかりえこひいきしているんじゃないの?」と。
それは違います。立場が変われば言い分も変わりますので、そう思われるのは仕方ありませんが、我々はどちらの味方でもあります。
手数料商売で稼ぐ不動産屋が片方の味方をすれば、もう片方から嫌われて契約が成立しませんので、稼ぐことができません。
なので、どちらの味方をする訳ではありません。
信じることは本当に難しい
特に価格が大きい物件に関しては緊張の度合いが変わってきます。それは仕方のない事で、100万の物件と1億の物件の取引が同じ1件として取り扱いができるかというと、建前としては「1件は1件なので一生懸命します」ですが、気持ちの入り具合はまったく違うのが本音です。
なので、1億の物件を「買います!」と言われた際、頭の中で即座に皮算用しますよ。
手数料の額を。これ本音です。(笑) 仕方ありませんよ。こればかりは。
ですが、同時に不安も頭をよぎります。´この買主本当に大丈夫か?´と…。
そして、売主側にも不安を感じます。´最後に話したのは1か月前で『絶対売る』とは言っていたけど本当に売るのか?´と…。
もうそうなると早く連絡を取り付けたくなり、連絡が取れないとものすごく不安になります。
当事者としての責任はなかったとしても仲介業者としての責任は当然ある商売ですので、その辺りはしっかりと心得て仕事をしているつもりですよ。
新年早々、心配性の私の自己満足ブログを最後まで読んでくださってありがとうございます。