「アイツとは取引したくない!」と言われないために。20数年、私が守ってきたこと

暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今日は同業者の皆さんに対してのブログを書きたいと思います。
不動産業界に20数年おりますと、ありがたいことに、付き合いのある不動産業者さんが本当に増えました。
もう、どこへ行っても知っている顔がいて。
「お久しぶりです!」
「いや~、最近どうですか?」
「儲かってます?」
「いやいや、全然ですよ!」
……と言いながら、たぶん全員そこそこ儲かっている。
不動産屋の「儲かってません」は、信用してはいけません(笑)。
さて、不動産取引というのは、実は一つの物件に複数の不動産業者が関わることがあります。
売主側にA社、買主側にB社。
場合によっては、さらにC社、D社……。
「おいおい、何社いるんだ?」
と思うこともありますが(笑)、最終的には、売主さんと買主さんの取引が無事に終わればいいわけです。
特に売主側と買主側の2社が入る場合、この2社はまさに共同戦線。
どちらか一方だけが頑張ればいいわけではありません。連帯責任というものです。
お互いに情報を出し合い、確認し合い、時には「あれどうなりました?」「書類届きました?」と電話をしながら、無事に決済まで持っていく。
つまり、不動産業者同士の「信頼関係」がものすごく大事なんです。
ところが……。
この業界、意外とあります。
「あの業者から問い合わせが来たら、紹介するのやめとこう」
「あの人とは取引したくない」
「以前ちょっとあったから……」
……怖いですね(笑)。
不動産屋同士の仲が悪いと、物件の価格より先に人間関係が値下がりします。
私は幸いなことに、20数年この仕事をしていますが、仲が悪くなった業者さんは1社もありません。
そして、取引がない業者さんからも、嫌われているとは思っていません。
……たぶん。
いや、そう思いたい。
もし今、この記事を読んでいる不動産屋さんが、
「いや、あの人、裏ではめちゃくちゃ嫌われてるよ」
と思っていたら、そっと教えてください(笑)。
さて、不動産という商品は、スーパーの商品とは違います。
「この土地、売り切れたから同じものをもう一個ください!」とはいきません。
土地も建物も、基本的にはこの世に一つ。
だからこそ、不動産業者同士で情報を共有することが非常に重要です。
例えば、ある業者さんが現地に看板を出している。
そこへ別の業者が、
「この物件、お客様をご紹介しても大丈夫ですか?」
と問い合わせる。
そして、条件を確認して、お客様をご案内する。
これが不動産業界では普通に行われています。
つまり、全国の不動産業者が、ある意味ひとつの巨大なネットワークでつながっているわけです。
最近はネットからのお問い合わせも非常に多くなりました。
弊社にも、業者さんからのお問い合わせがよく入ります。
もちろん、そのたびにきちんと対応しています。
「この業者さんだから断る」
「この人は嫌いだから紹介させない」
なんてことは、私は基本的に考えません。
なぜなら、不動産業者同士は敵ではないからです。
むしろ、同じ取引を成功させる仲間です。
売主さん、買主さんがいて、その間に我々不動産屋がいる。
みんなで協力して、最後に「無事、決済終わりましたね!」と笑えれば、それが一番です。
そして、こういう業界だからこそ、普段から業者さんとは仲良くしておく。
これ、ものすごく大事です。
飲みに行け、という意味ではありません。
もちろん飲みに行くのも大歓迎ですが(笑)。
電話一本でも、問い合わせが来たら、ちゃんと返事をする。
何かあれば「ありがとうございます」と言う。
間違えたら「すみません」と言う。
そして、取引が終わったら「ありがとうございました。またお願いします」と言う。
たったこれだけでも、積み重なると大きな財産になります。
20数年この仕事をしてきて思うのは、結局、不動産業も人と人との仕事だということ。
物件情報だけでは取引は成立しません。
「この人なら任せても大丈夫」
そう思ってもらえることが、何より大切なんですよね。
ということで、不動産業者の皆さん。
弊社の物件を見て、
「おっ、これ、お客様に紹介できそう!」
と思ったら、遠慮なくお問い合わせください。
弊社は基本的に新築建売専門ですが、業者さんからのお問い合わせも大歓迎です。
もちろん、
「この業者、嫌いだから断ろう」
なんてことは……ありません。
少なくとも私は、そう思ってません。
……たぶん(笑)。
不動産屋さん同士、仲良くしましょう!
そのほうが、売主さんも買主さんも、そして我々不動産屋も、みんな幸せです。
そして何より……
「あの業者から問い合わせが来た?よし、やろう!」
そう言ってもらえる不動産屋でありたいものです。