【番外編】死んでもいいと思った夜。でも、やっぱりまだ生きる。〜浜省ライブ最前列という奇跡〜

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今回は不動産とは一切関係のない、完全なる番外編ブログでございます。

去る 12月16日、大分にて
浜田省吾様(御年73歳) のライブが開催されました。

最近は新しいアルバムを次々に出すというより、
長年愛され続けてきた名曲たちを携えてツアーを回られるスタイル。
それでも、いや、だからこそでしょうか。
チケットは相変わらずの激戦です。

今回、福岡公演が2DAY。
当然応募。
同時に、大分公演にも応募。

結果はというと...
福岡、落選。
大分、当選。

正直なところ、
「福岡だけにしておけば当たってたんじゃ…」
そんな後悔が一瞬よぎりました。

ただ、大分は平日公演で行きやすい場所。
気持ちを切り替え、ボルテージを上げて当日を迎えました。

さて、ここからが本題です。

最近のライブは転売防止のため、
デジタルチケット方式
事前に席は分かりません。

当日、
身分証とQRコードを提示 → チケット発行。

そして、
運命の瞬間。

チケットを受け取った私は、
一瞬、理解できませんでした。↓(実際のチケットです。震える手を抑えながら撮りました)

「……え?」

1階・1列目。

……
……
……。

「うわっ!マジか!!!」

二度見では足りず、
五度見。

「なんかの間違いじゃないか?」
「いや、さすがに違うだろう?」

そう思いながらも、
トイレに行くのも忘れ、激しく動揺しながら席へ直行。

結果——
間違いありませんでした。

目の前、ステージ。
前に観客、ゼロ。↓がその場で撮った画像です。

手を伸ばせばステージに手が届く距離です。

私はこれまで30年以上、
年1回以上のペースで
浜省ライブに30回以上参加しています。

ですが、
・一桁列?なし
・一番近くても10数列目

ずっと思っていました。

「最前列は、特別な人しか当たらない」
「もし当たったら、もう死んでもいい」

……その特別な人に、
今回、なってしまいました。

最前列という現実がまだ脳に追いつかず、
「ワクワク半分、いや…正直“うそだろ?こんな近くで?”という放心状態」で開演を待っていると、
私の隣にニッコニコの同世代のご夫婦が着席。

この笑顔、ただ者じゃない。
これは間違いなく“同志”だ。

思わず私は、
「最前列、初めて当たりました?」
と探りを入れる。

するとご主人、満面の笑みで
「はい!どこの会場も申し込んだんですが、全部外れて…ここだけ当たりました。でも、よかったです!」

わかる、わかりますよその気持ち。
ここで私は少しだけマウントを取りにいく。

「よかったですよね!私は久留米から来たんですよ〜」
(どうだ、遠いだろう)

すると奥様が、間髪入れずに一言。
「うちは広島からです!」と逆大手

……。
……広島?

私「えーーー!! し、し、失礼しました!!」

完全敗北。
高速をブンブン飛ばして来られたそうで、
“上には上がいる”という真理を、浜省ライブの最前列で学ぶことになるとは思いませんでした。

この瞬間、
最前列の奇跡+広島パワー+笑顔夫婦
すべてが揃い、開演前からすでにライブは始まっていたのです(笑)

ライブは言うまでもなく最高。
いつもとまったく違う景色。
3時間が一瞬。

あまりの近さに、
毛穴まで見えるレベル。
(これは本当です。笑)

目も合いました、たぶん、サングラスかけてますが…。

どんなにお金を積んだとしても、お金では買えない席。「死んでもいい」と思うほど憧れた席。
でも、ライブが終わって思いました。

運を使い果たしてしまったため、帰り道は、
事故らないように、ゆっくり、ゆっくり。

なぜなら——
死んだら終わりだからです。

まだまだ死にたくありません。

最前列という奇跡をもらった夜。
それは
「生きろよ」
と言われた気がした夜でもありました。

番外編が、だいぶ長くなりましたが、
たまにはこういうブログも、いいですよね。

今年もあと10日余りとなりました。

また今日から、
現実世界で、
しっかり生きていきます。

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